開発者

開発者の思い

株式会社安楽イノベーションズ

代表の思い

生きていくうえで、私自身は何が一番大事なのかと考えた時、結局「安心」が大事であると思うに至りました。

事業を起こし、色々なイノベーションを持った人たちと共に新たな道を切り開いていきたいと願い、社名を「株式会社安楽イノベーションズ」としました。

「安」は安心の安、楽は楽しいという意味のほかに願うという意味も込められております。 事業を進め、成功させて、仲間とともに安心の毎日を楽しく過ごすことを目指し、日々を邁進してまいろうと存じます。

商品への思い

2017年12月の調査では1844万6000頭もの犬猫の飼育総数を数え、飼い主とペットの間柄は、現在では家族と同等といった感があります。

ペットと暮らすことで、われわれ人間は、愛情や命の素晴らしさ、楽しい時間などさまざまな恩恵を受けることができます。一緒に暮らす子供たちの、情操教育に果たす役割も大変大きいことはいうまでもありません。

そんな家族とペットの絆を結ぶ商品は無いかと考えて選んだのがペットキャリーバッグでした。

動物病院への予防注射や治療のための通院、近所の公園への行き帰り。ミーティングやドッグラン、マルシェなどのイベント、旅行等、大事な用事も楽しい思い出作りの場面でも活躍できるバッグを作ろうと思い立ちました。

しかし企画を進めるにつれて、それ以上に重要な開発すべき要素が見つかりました。
相次ぐ地震・津波・台風・洪水など、毎年のように日本を襲う激甚災害です。

マスコミの報道では人間に対する被害が伝えられますが、その陰で数多くのペットが行方不明あるい死骸となって発見されるなど、突然の不幸な別れを強いられる家族があります。
「あと少し早く非難出来たら、あの時、いっよに連れ出していれば。」
「ごめんね、助けられなくて、ごめんね見捨ててしまって。」等々災害後、後悔と悲しみを持ち続けて生きていくのはあまりに辛い現実です。

災害時にペットは飼い主の不安な気持ちに敏感感情移入して、不安を募らせます。
災害が起こす轟音や地響きにパニックに陥り、おびえてなかなか飼い主のいうことを聞かず、暴れるなどして避難が遅れてしまいます。

災害に家族の絆を引き裂かれさせない、緊急避難時にもスムーズにペットを運べる、そんな緊急時に絶対必要と言えるバッグを目指すことになりました。

開発秘話

最初に手掛けたのがこの度の「お出掛け通院の悩み解消!出入簡単天井広々メッシュ ペットキャリーGeoriem」です。

ある日曜日の昼下がり、高速道路のサービスエリアで休憩していた時、私の目の前では、犬を連れたいくつもの家族連れが、芝生のエリアで犬たちを遊ばせ、子供たちが一緒に駆け回り、お父さんやお母さんは別の家族と、その姿を目を細めてみながら談笑している光景が目に入ってきました。

なんと素晴らしい安らぎの世界なんだろう。本当に安心と幸せが広がる空間なんだろう。

しばし見惚れながら、私自身も幸せな気持ちになっておりました。 そんな幸福のおすそ分けをいただいて、その場面が自分が目指している事業と重なった瞬間を感じました。

よし、この素晴らしい世界、ペットと家族の幸せな時間に寄り添える、最高のペットキャリーバッグを作ろう。

そう思い立ち、商品の企画を開始しました。 既存の商品に対するユーザーの不満は

①病気の時に入れずらい。何かにぶつかったとき中のペットがケガをしないかが心配。

②狭いので成長すると入りきらない、中にいるときストレスが心配

③重いバッグは疲れる。デザインが安っぽくてすぐ飽きる。

等でした。

動物愛護団体の方や、ペットも美容室のトリマーさん、Facebookの友達からの意見や要望を可能な限り取入れ、

①安全性を第一に、

②中に入るペットのストレスの軽減、広い室内と柔らかで洗えるように取り出し可能な絨毯風の底板

③飼い主さんの負担軽減、利便性を検証し、バッグの形状、材質、部品を選び、

④ファッション性を考慮して飽きの来ないデザイン

を、この度ご協力いただいたメルサンス合同会社様の全面協力とご指導を受けつつ、企画と設計を進めてまいりました。

構想に描いた製品をいざ設計図や指示書にするのは初めての経験で、慣れない手で書いたへたくそなポンチ絵と図面を実現のため何度も書き直しを重ね、サンプル作成の現場からのクレームを修正してもらいながら、制作に向かっておりました。

夏も過ぎ、季節が秋に代わるころ、相次ぐ台風とその後の想定外の豪雨で、激甚災害に見舞われた被災地からのFacebookの友達の投稿には、マスコミでは報道されないペットと家族の被災の現況が伝わってまいりました。

災害は人間だけでなく、ペットと飼い主の幸せも容赦なく、突然奪い去っていくのだと、その現実に愕然としました。

被害にあった飼い主の皆さんの多くが、 「あの時、もっと早く避難開始していれば・・・」 「おびえて嫌がっても、無理にでも連れ出せていれば・・・」 緊急避難時にキャリーバッグはどうあるべきか。

新たな課題が出てまいりました。 そのための対策、

①天井部分を可能な限り広い面積で開閉できるようにする。  開放すれば、スムーズに全身がすっぽり入れるようにする

②パニックになって飛び出さないように、飛び出し防止スリングは丈夫で脱着が簡単  なものにする。

③避難先で水分補給に困らないように、水筒がつけれるホルダーを装備する。  空の水筒をつけておけば、避難先で配られた水をペット用に分けて保存、水筒  カップもペット専用の食器に。

④夏は暑さ対策に、通気性を最大限にできるよう、通気口は五か所。  ミニ扇風機をつけれるようゴムバンドを出入り口に装備。

⑤ちょっとしたエチケット用品が入るように側面にポケット

などの改良点を急遽追加しました。

どうかペットと安心で豊かで美しい思い出に包まれてお過ごしいただけますよう。 災害などで絆を引き裂かれない様、早めの避難とキャリーバッグをお忘れなく。

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